UM Design Association

東京デザイナー学院

伝え方のデザイン

はじめまして、今回ブログを担当しますグラフィックデザイン科1年の野中です。

1年生のUMの授業が始まって、一ヶ月が立ちました。これまでずっと制作を進めてきたカフェのロゴデザイン・VIツールの制作も、いよいよ大詰めの段階に来ています。これまでの授業内でもクライアント(二年生)の前でのプレゼンテーションを何度か行ってきましたが、どのように自分が考えたデザインを伝えるか、ということも含めてデザインであると最近痛感しています。

いくら考えたものが良かったとしても、資料が見にくい、伝え方が下手、などでは相手に効果的にアピールできません。また逆に、多少アイディアに難があったとしても、伝え方によっては相手を納得させてしまうこともできるでしょう。もちろん、良いアイディアを良い方法で伝えるのが一番効果的なのは言う間でもありませんが…

わたしは資料を作るとき、順を追って論理的に伝わりやすく説明することを念頭に置いています。大学で論文やレポートを書いていたときの考え方が染み付いていて、資料を作るときは、まず「導入」→「内容」→「結論」という流れを意識しています。これまでのプレゼンテーションの資料もこの順を追ってつくっていました。しかしながら、「論理的である」ことがベストな学術的な論文とは違って、プレゼンテーションはいかに「相手に大きな印象を残すか」が大事だと最近ようやく肌で実感してきました。確かにある程度の順序は聞く側への配慮として必要ですが、「結果」をいきなり見せることだって、場合によっては十分効果的かもしれません。

以前から永井先生には、「言葉で説明しないといけないデザインは、デザインとして機能していない」というお話を伺っていましたが、まさにプレゼンの場でも、まず出来上がったものをクライアントに提示し、その段階で良い反応がもらえたら、それは「言葉のいらない」伝わるデザインなのだと思います。

こうしたプレゼンテーションの仕方は、クライアントによって適した方法に変えるべきでしょうし、どれがいつも必ず良いとは限らないと思います。だからこそ出来上がったデザインだけに満足して常に同じ手法のプレゼンをするのではなく、状況に適した伝え方ができるように、日々プレゼンテーションの仕方にも考えを巡らせたいと思います。

  • ディレクション・デザイン
    UM Design Association
  • 書き手
    野中 智未
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