UM Design Association

東京デザイナー学院

共に汗をかく。先は明るい。

気づけば大晦日。流れ行く日々、一年の節目、UM担当講師の立場として、振り返る。

今年2014年は、私が本校の講師となり3年目である。1年目は、初めての講師、デザインを教える、ということを模索した年。2年目、デザインを身につけるには、「教える」ではなく、「実践を通す」ことが重要であることに気づく。少人数、密にデザインに接することで、互いにその価値を発見した年であった。そして、3年目。

私(今年)の反省点は、接し方。大人数に向け、短時間で情報を伝えることはできる。一方的には。しかし、聞いた本人たちの内側から、理解やモチベーションが沸き起こるかどうかは疑問だ。デザインを身につけるための、型と姿勢。これは、側:知識と内:感情、両方のバランスが大事である。場の内面は、関係性。何でも話せる、気軽に相談できる関係。力や実績は関係なく、一人一人、関係性を築いていくことに近道はない。

個々と向き合うきっかけをつくり、共に考え、共に動く。何をやるにしても、心の底からわかり合うには、熱量がいる。共に汗をかく、ということだ。非常勤講師という枠から、授業時間外にコミュニケーションを取ることを推奨しない考えの人もいる。それは、あくまでも非常勤講師を軸とした考えだ。私は非常勤講師の前に、デザイナーであり、デザイナーの前に、一人の人間である。大本をたどれば、“ものづくり” と “楽しい” ことが好きな人間だ。私が感じる、“楽しい” は “楽(ラク)” ではない。

人に向けた、人と行うものづくり。ちゃんとしたものを渡すのであれば、一生懸命さは必須である。それを経て、人に渡す。喜ばれる。厳しいから、楽しいという感情が生まれるのだ。厳しくも楽しい日々。これぞ、デザイナーを目指す、UMの場。自分自身も気をつけなくてはならない。

最後に明るい話しを。「デザイン業界を盛り上げる」。場の目標。到達するには、場を旅立つ者が、デザイナーとして、楽しく、続ける必要がある。そう、「続ける」ことも重要なのだ。上記の感覚、実践を経て、体感し続ければ、自然とその目標につながるだろう。そう信じている。先は明るい、のだ。

来年のテーマは、恥をおそれず、拡げる。提案姿勢をベースとした、やるべきことをやり、考えをより広く具現化する。現在進行形、共に汗をかくメンバーへの感謝をわすれずに。UMを通し、携わる人が皆、より豊かな生活を送れることを願っている。それこそが、デザインの力なのだから。

  • ディレクション・デザイン
    UM Design Association
  • 場所
    御茶ノ水・水道橋・神保町(東京都千代田区)
  • 書き手
    永井弘人(担当講師)
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