UM Design Association

東京デザイナー学院

窓枠で切り取る

年末のまとめということでブログを更新させていただきます。一年佐藤です。

振り返ってみると激動の一年であったと感じています。僕自身こうやってデザイン関係のことを学び、携わるということがとても異質的であったので心身ともに疲弊していくのがわかります。かといってめげることはしません。来年も同様に頑張らせていただきます。

「異質的」と書きましたが僕は小さい頃は理系の研究者になるのが夢でした。それとなく漠然と夢を掲げ大学までは進学したのですが、高校時代に音楽活動にのめり込み学業そっちのけで活動していました、結果バンドは解散、自身で音楽を続けるか学業に専念するかという選択を迫られ、僕は選択肢に無い「再進学」を決めました。

音楽活動をしていると自然とデザイン物に関わることがあります。その時は僕はクライアントサイドの人間でした。デザイナーと一緒に物を作っていく過程で楽しさを覚え、注文をするだけでなく自分で何かを作ってみたい。そこで初めてデザインに興味を持ちこの学校を選びました。

最初はとても大変でした。用語も分からなければ画材や道具の使い方も分からない、Macなんて触ったことがない、絵を描いたのは小学生の時の自由帳以来。

しかし悪戦苦闘している中で気づいたのが、音楽との共通点が幾つか存在したことです。僕の感性での気づきなので曖昧で言葉にし辛いのですが、まず「相手のことを考えて制作する」というのは明らかな共通点でした。僕が担当していた楽器はドラムでしたので、楽曲制作において僕が介入するのは途中からでした。作曲者の意図やその時の好みを汲み取りリアルタイムでフレーズを作っていき、ブラッシュアップを重ね他のパートとぶつからないように…。と。他にも沢山あります。

共通点を感じた時にデザインがものすごく楽しく感じました。物事を表面上で判断するのではなく、あらゆる角度からメスを入れて、自分が理解できた切り口から物事を考えればいいんだ。と最近は思うようになりました。

 

話は変わりますが、ありふれたもの、見慣れたものも任意の枠で切り取れば見え方が変わる気がします。要はカメラや写真のことですが。

僕は最近「道路標識」が好きになりました。なぜかというと、僕らが見ている立体的な世界に対して道路標識だけが平面でしかも宙に浮いているように見えるからです。なんとなく見ているものでも切り取ってみるとよく見えたりするものです。そういった切り口をうまく見極められるようになれる2015年を目指したいと思います。

来年も宜しくお願いします。

  • ディレクション・デザイン
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  • 書き手
    佐藤 高光
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