UM Design Association

東京デザイナー学院

日本タイポグラフィー年鑑2015作品展

こんにちは、郡司章です。 先日、竹尾見本帳店で開催中の「日本タイポグラフィー年鑑2015作品展」を同じくUMメンバーの佐藤さんと見に行きました。今日は作品展で見た事、感じた事をお伝えしようと思います。 「文字」をグラフィック的に見せる「タイポグラフィー」。なかでも日本タイポグラフィー年鑑に入賞を果たした作品展とあって正直に言ってどれも見応えのあるものばかりでした。挑戦的、野心的な作品が数多ある中特に目を引いたのが「3D Type Recorder」という作品。「文字を打つという行為」を視覚的に残そうとした作品で、文字そのものに意識がいきがちな作品達の中でもひと際異彩を放っていました。また文字を動的に見せていた事も印象深く文字の可能性をみせつけられました。作品を個別に写真に納める事ができず会場全体の写真しかとれなかったためここではお見せすることができないのが残念です。

ほかにも、カタオカデザインワークスの新書体「芯」。これも個人的におもしろいと感じました。150ptで印刷してもその細さを失う事の無い「芯」は小サイズでもキチンと機能し、従来の細すぎて印刷がかすれてしまうという極細書体の致命的弱点を克服しており、印刷技術の向上で文字の可能性も広がっていっている。そんな事を感じさせる作品でした。 ここでは書ききれないのですが、とにかく沢山の刺激的な作品を見る事が出来ました。

日本タイポグラフィー年鑑作品展が展示されている竹尾見本帳店は水道橋から歩いて数分の距離にあるのでデザインに関わる人達は是非一度見に行かれる事をオススメします。いやほんとに凄かった。作品展の次に行われる「ニューヨークタイプディレクターズ展」も今から楽しみです。

そして、実はこのたび私も次回の日本タイポグラフィー年鑑に向けて作品を制作することにしました。まだアイデア自体は漠然としていますが、文字の世界に一風吹かせるような、文字好きが見た時おもわず「オッ」となってしまうような面白い作品が作れたらと思います。

長くなりました。最後に、私は、自分のデザインスキルを上げる時「良いものを見る事」「手を動かし制作する事」「人の話を良く聞く事(デザインに対する考え方とか)」この3つが必要になると考えています。なかでも「良いものを見る事」これはなかなか難しく僕自身「何がよくて何がダメなのかわからない」という罠に陥りがちです。しかし今回の「日本タイポグラフィー年鑑2015作品展」はどの作品もアイデア・クオリティ両者の面で秀逸な作品が多くまさに「良いものを見る」事に適していました。自分のスキル・可能性の幅をもっと広げたい、そう感じた人達には是非この日本タイポグラフィー年鑑作品展に行ってもらいたいと思います。そう思わせる作品展でした。

日本タイポグラフィー年鑑2015作品展
片岡デザインワークス「芯」

以上です。ありがとうございました。

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  • 書き手
    郡司 章
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