UM Design Association

東京デザイナー学院

ケーキショップ「いちごいちえ」ロゴマーク

こんばんは。UM2年の野中です。

先日、UM主催で『デザインで会話する。』という作品解説会&トークイベントが行われました。OB・OGさんや先生方、在校生、また当日行われていたオープンキャンパスに来場していた方まで、たくさんの方に参加していただき、ありがとうございました。 UM2年のメンバーは、各自自分が制作した作品の解説プレゼンテーションを行いました。今回のブログでは、私がプレゼンテーションをした、ケーキ屋さんのロゴマーク及びショップカードの制作について、お話をしたいと思います。

クライアントは地元の友人・瀧瀬(たきせ)さんです。現在は医療ソーシャルワーカーとしてストレスの多い仕事をしている彼女ですが、趣味はお菓子作りで、これまでにもクッキーやチョコ、本格的なホールケーキやタルトなど、色々な種類のお菓子を作っています。そんな彼女が将来オープンしたいと希望しているケーキショップのロゴマークを、私がデザインすることになりました。

ケーキショップのコンセプトのヒアリングから店名決定、ロゴマークの提案、ショップカードのデザイン案など、プレゼンテーションでは作品制作の流れに沿って解説をしました。今回のロゴマーク制作で一番苦労したのは、クライアントの頭の中のイメージと自分の頭の中のデザインの方向性を共有することです。やはり言葉だけでは、共有しているつもりでも各自が思い描いているイメージにズレが生じている場合があります。同じ「緑」という色でも、「エメラルドグリーン」と「深緑」を想像する人がそれぞれいるのと同じことではないでしょうか。

常に意識するよう言われていることですが、言葉ではなくビジュアルでイメージを伝えることが、何より正確かつ直感的にイメージを共有する上で、とても重要だと改めて感じました。今回、ケーキショップのインテリアイメージを提案する段階で、「小屋」というテーマを提案しましたが、「小屋」にも「北欧の海辺の小屋」もあれば、「森の中のヘンゼルとグレーテルの世界の小屋」のようなもの、「アメリカのカントリーな小屋」などもある。その中でクライアントがどの「小屋」をイメージしているか、またそれは自分の頭の中のイメージと合っているかを確認するため、資料作りにもビジュアルやそれを一言で表すキーワードを取り入れるよう工夫しました。

こうした工夫は、何気なく資料を作るだけでは注意できていない場合も多く、いかに「その資料を初めて見て説明を受ける相手」の立場になれるか、それが重要だと感じました。自分だけで完結する学内課題ではなく、実際のクライアントとのやりとりのある作品だったので、そういった苦労から学んだ点も含め、一連のデザインの流れを体感することができました。

人前でスライドを使っての本格的なプレゼンテーションの経験が少なかったので、イベント当日のプレゼンテーション自体もとても苦労しました。どうやって本題に入るか、どうしたら聞き手の興味を引きつけることができるか、見やすいスライドとはどういうものか、当日の会場の雰囲気や機器の設置も含め、始まる直前までやるべきことが山積みでした。イベントを終えて、プレゼンテーションで失敗した点、うまくいった点それぞれありましたので、これからに充分活かしていきたいと思います。

作品そのものだけでなく、それをどのように聞く人に伝えるか、そうしたプレゼンテーションの技術もデザインそのもの。もっと聞き手に訴えかけることのできるように練習を重ねていきたいです。

 

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