UM Design Association

東京デザイナー学院

洋菓子屋「孝庵」プライスカード

お久しぶりです。暖かい季節が訪れ、呑気に過ごしていたら、もう少しでしごと展…せかせかと毎日を過ごしている相原です。

さて、今回は私がアルバイトをしている品川にある洋菓子屋孝庵(きょうあん)がクライアントで、プライスカードをリデザインしました。
まずは孝庵の紹介から。夫婦で経営していて、旦那様が店長、奥様が経営を主にしています。ケーキを主に販売していて、他にもクッキーなどの焼き菓子も販売しています。その中でも、品川かぶという品川の特産をムースにしたケーキや、品川宿にあるしながわばしをモチーフにしたしながわ満月というレモンケーキの焼き菓子。このしながわ満月は、2015しながわみやげコンペで最優秀賞を獲得した商品です。店内は、暖かい木の温もりがある落ち着いた雰囲気です。また、品川宿の通り沿いに孝庵があることから和も大切にしている洋菓子屋さんです。なので至って普通のケーキ屋さんとは違うのです。
以前のプライスカードは、どこにでもある白地に花で縁取られた名刺サイズのカードに、商品名と価格がサインペンで書かれていたものでした。つまり、個性がないプライスカードです。ここからどう変えよう。

クライアントさんに要望を聞きました。すると、「咲月ちゃんのやりたいようにしていいよ!」と、嬉しいようで一番難しい要望が出ました。決まっていたことは、記載内容と紙の素材のみ。商品名、価格(税抜き・税込みどちらも)、商品の説明でした。紙の素材は、クラフト紙。まずは私が思う3案のアイディアを出しました。A案「孝庵のイメージ」B案「ケーキ屋さんのイメージ」C案「品川のイメージ」。聞くと、やはりA案の孝庵のイメージのものでした。そこで私は、「プライスカード、されどプライスカード。」という考えで、「プライスカードで孝庵だけに似合うもの」を制作しようとゴールが決まりました。また、商品の説明が追加されたので、経営を主に行う奥様に商品説明の手間が省けるようと考え、「気がきく」ことを意識しました。
デザイン案は、孝庵のロゴマークと、しながわ満月のふたつを組み合わせたものにしました。しながわ満月は、孝庵の代表的な商品なので、起用する大きなポイントとなりました。
100枚程のプライスカードを商品説明含めてレイアウト・デザインをし、完成しました。店長・奥様ともに、「孝庵にしかできないデザインだから他とは違う」と差別化出来た点が一番喜ばれていました。また、奥様の方からぽろっと「頼んで良かった…」というつぶやきを聞くことができました。その言葉で、私自身も「やって良かった…」と感じることができました。

今回のプロジェクトが初めて実際に使われた私のデザインです。完成することでクライアントだけでなく、私自身の満足。お腹いっぱいになります。この喜びを一度知ってしまうと、繰り返しデザインしたくなるのですね。デザイナーになるための1歩目のなのでしょうか。

  • ディレクション・デザイン
    UM Design Association
  • クライアント
    品川菓匠孝庵
  • 場所
    東京
  • 書き手
    相原咲月
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